ワイオミング州は次のビットコイン半減期までに米国全体のハッシュレートのうち5%を確保する目標を掲げる

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イーサリアムが過去最高値に向け続伸。ビットコインは伸び率でイーサリアムに遅れをとる。

水曜日、イーサリアムブロックチェーンのネイティブ通貨であるイーサリアムが史上最高値に近づきました。一方、世界最大の仮想通貨であるビットコインは史上最高値から約20%下回った状態が続きました。

 

イーサリアムの価格は水曜日の朝、前日に比べて約2%上昇し、終値は1ETHあたり4,692ドルとなりました。これは、イーサリアムの史上最高値である4,858ドルからわずか3.5%の距離でした。一方、ビットコインは水曜日の24時間で1%以上下落し、1BTCあたり57,665ドルとなりました。先月付けた過去最高値の68,778ドルから、約17.5%下落しました。

 

CoinMarketCap.comによると、ビットコインの時価総額はイーサリアムの約2倍となる1兆1,000億ドルに達しています。イーサリアムが時価総額でビットコインを追い越す「フリップニング」への道のりはまだ長いでしょう。

 

世界最大の仮想通貨の価格が上昇することは、仮想通貨業界が一般的に受け入れられていることの表れだと認識されています。そのため、イーサリアムやその他多くの仮想通貨のアルトコインは、往々にしてビットコインと歩調を合わせるように取引され、価格変動が起こりました。

 

しかし、最近の動きを見ると、イーサリアムのパフォーマンスはビットコインのパフォーマンスをはるかに上回っています。昨年12月以降の時価総額の変遷を比較すると、ビットコインの価値が2倍になったのに対し、イーサリアムの価値は530%も上昇しました。

 

イーサリアムブロックチェーンは、数多の開発者が分散型アプリケーションを作成するために利用されています。DeFiやメタバース空間での開発の進展から、ノンファンジブルトークンのセールスに至るまで、あらゆるものを後押ししています。イーサリアムブロックチェーン上で開発する人の増加とイーサリアムのパフォーマンスの向上は、ある程度関連しているようです。両者を相対的に比較して言えば、ビットコインのブロックチェーンの方は、まだ機能的なレイヤー1ソリューションを提供していないと言えるでしょう。

 

ワイオミング州は2024年5月までに米国全体のビットコインハッシュレートのシェアのうち5%を確保する目標を掲げる

中国のマイニング企業の流出により、ハッシュレートで見た同国のシェアが低下していることに関連した内容をご紹介します。中国本土における仮想通貨マイニングの全面禁止からまだ数ヶ月ほどしか経過していませんが、世界中のあらゆる所で、マイニング業界のトップに上り詰めようとする地域がその盛り上がりのために尽力しています。その中でも最も新参の地域は、米国のワイオミング州です。

 

BitcoinMagazineによると、ワイオミング州は、「2024年5月の次に来るビットコインの半減期までに、ビットコインマイニングのハッシュレートで見た米国全体のシェアの5%を達成する」という目標を掲げています。同州は相当程度の資産を出資し、同州の経済発展と雇用創出の目的に合致した政策を進めています。

 

ワイオミング州の人口は1平方マイル(≒2.59㎢)あたり6人で、48州の中で最も人口密度が低い州となっています(隣接するコロラド州は1平方マイルあたり56人)。ワイオミング州は、新卒者を就職先として同州に受け入れることに苦労しています。シアトルやデンバーなどの主要地域と比較した場合、ワイオミング州の田舎の雇用市場では現状、新卒者の職業上の目標に必ずしも合致せず、給与水準も十分に満足できるものではないからです。

 

ワイオミング大学の学長であるEdward Seidel博士は、「モンタナ州における大学卒業後の就職定着率に匹敵するほどの就職定着率を同州において獲得する」という目標を掲げています。そのためには、「年収7万5千ドル以上に達する高給なフルタイムの仕事を、ワイオミング州内において250以上確立する必要がある」と指摘しています。2021年のワイオミング州の平均年間賃金は、5万ドルをわずかに超える程度になると予測されています。「10MW相当のマイニングごとに、建設、エンジニアリング、製造などの職に加えて、地域経済に1つ2つのフルタイム雇用を生み出すこと」が研究結果でわかっています。従って、ワイオミング州でビットコインマイニングの後押しをしていくことは、250の新たな高収入の仕事を創出するという同州の目標に対して大きな影響を与えます。同大学エネルギー資源学部の常任理事であるHolly Krutka博士は、BitcoinMagazineに対してこのように述べています。

 

「ワイオミング州は、エネルギー生産と輸出の分野で秀でており、誇りを持っています。エネルギー生産能力のポテンシャルが高く、この分野で今まで以上の進展が期待できます。エネルギー生産の強みを活かして、ビットコインマイニングなどの他の経済開発の機会を促進していくことは合理的です。」

 

オフグリッドの天然ガスからオングリッドの風力発電まで、ワイオミング州のあらゆるエネルギー供給会社に対し、ここ数カ月間にビットコインマイニングに関する問い合わせが何十件も寄せられています。これに伴って、電力会社は事前に対策を講じて、「提案依頼書(RFP)」作成のプロセスを示す必要性が高まっています。

 

同州は現在、米国におけるビットコインマイニングのトップ10にランクインしています。米国全体のハッシュレートは400PH/sで、同州はそのうちの0.7%を占めています。米国は現在のところ、ハッシュレートで見た全世界のシェアの約35%に貢献していると予想されています。世界全体の7日間の平均ハッシュレートが約165EH/sであることから、現在の米国のハッシュレートは、約58EH/sに上る計算になります。世界全体のマイニングのうち、約35%のキャパシティを米国が有しているのです。現状では、ワイオミング州が米国におけるハッシュレートの5%を達成した場合、同州は、現在の世界全体のハッシュレートのうちの2.88EH/s以上を占めることになります。

 

現在のハッシュレートでは、ワイオミング州が米国内の他の新規プロジェクトと競争し、2024年5月までに米国全体のハッシュパワーの5%を生産するという目標を達成するためには、約10倍の成長が必要になるとされます。(しかしこれは、世界全体のハッシュレートが300EH/sに達する可能性や、2022年5月までに米国のハッシュレートの割合が高くなる可能性については考慮していません)

 

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