仮想通貨のトップエキスパートがFacebookを退社後、米国VCのAndreessen Horowitz社に入社し、仮想通貨部門にジョイン
Facebookのブロックチェーン及び仮想通貨プロジェクトのトップエンジニア2人が、Facebookを去り、Andreessen Horowitz (a16z)社の仮想通貨チームに参加したことをご紹介します。
Riyaz Faizullabhoy氏は、Facebookのデジタルウォレット「Novi」(かつては「Calibra」と呼ばれていた)の開発に従事した後、a16z社に入社し、同社仮想通貨部門の最高技術責任者に就任しました。かつて Facebookが主導した「Calibra」とそのデジタル通貨「Libra」は、2019年に導入され、2020年にはいくつかのアイテムを展開したいと試みていました。
Nassim Eddequiouaq氏は、Facebookのデジタルウォレット「Novi」の開発に携わった後、a16z社に入社し、同社仮想通貨部門の最高情報セキュリティ責任者に就任しました。彼は、「彼らはFacebookのウォレットをやっていた 」と回顧しています。 以下のように述べています。
「Facebookに入社する前、2人はデジタル資産銀行のスタートアップであるAnchorage社に勤務していました。Facebookでは、同社の「Novi」ウォレットで使用される独自通貨への技術アーキテクチャを構築していました。クリプトは、すべての人に力を与える無限の可能性を秘めた、一世代に一度の技術革新です。また、あらゆるプロジェクトが認識・対処しなければならない、独自の複雑なセキュリティ上の課題をもたらします。」
Facebookにおける仮想通貨ビジネスの生みの親の一人であるMorgan Beller氏は、2020年9月に「Novi」の戦略責任者のポストを離れ、シリコンバレーVCのNFX社に参加します。もう一人の共同創造者であるKevin Weil氏は、同年3月にFacebookを辞職し、衛星画像処理企業のPlanet Labs社に入社します。2009年にa16z社を共同設立したMarc Andreessen氏は、会社を立ち上げる前の1年間、Facebookの役員を務めていました。
同団体のウェブサイトによると、仮想通貨や取引サービス、その他の仮想通貨ファンドなどへ10数件の投資を行っています。
Riyaz Faizullabhoy氏とNassim Eddequiouaq氏は、Facebookのデジタルウォレット「Novi」の開発に、2年間を費やしてきましたが、この試みは世界中の規制当局や法律家から大きな反発を受けており、多くの高名な関係者らが退職していました。
両氏は、a16z社の仮想通貨チームで最高技術責任者と最高情報セキュリティ責任者を務め、同社事業の舵を取ります。6月には、a16z社は、22億ドル規模の仮想通貨に特化した新しいファンドの立ち上げを発表しています。
JPモルガン・チェース社のCEOは最新のイベントで「ビットコインは価値がない」と主張
JPモルガン・チェース社のCEOであるJamie Dimon氏は、時価総額で最も価値のある仮想通貨ビットコインのファンではないようです。
CNBC Proが報じたところによると、Dimon氏は、月曜日に開催された国際金融協会のイベントで、このように述べました。
「私は個人的にビットコインには価値がないと思っています。私は代弁者になりたくありません。 私は気になりません。私にとってはどちらでもいいのです。」
しかしDimon氏は、自身の感情と、JPモルガンとそのサービスとは全く区別されるべきものであることを強調しています。
「私たちのお客様は大人です。彼らは意見を異にします。それが市場を作るのです。ですから、お客様がビットコインを購入するためのアクセスを希望されても、我々はそれを阻止することはできません。可能な限り明確に、合法的なアクセスの手段を提供することはできます。」
彼はその言葉を忠実に守りました。CNBCは8月に、同社がウェルスマネジメントの顧客に対して、仮想通貨ファンドへのアクセスを提供し始めたと報じました。それに加えて、同社はJPM Coinと呼ばれる仮想通貨を展開していくことを公表し、2020年10月にはブロックチェーンプロジェクトのための新しい部署を創設しました。
Dimon氏の発言は、確かに彼の最近の言動を反映しています。彼は、Axios社のCEOであるJim VandeHei氏に対し、「ビットコインは本質的に価値なし」と語っています。また、ビットコインは長期的に存続すると考えているものの、「中国が違法にしたように、どこかで違法にされるといつも信じているので、ちょっとした愚者の黄金だと思っている」と述べています。また、「規制当局は、いずれ地獄のような規制をするだろうと考えている」と語っています。Dimon氏に関する最新の報道は、確かに価値がありますが、我々が唖然としてしまうほどの話題性があるとは言い難いでしょう。
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