FX会社の選び方はとても難しいものです。
FX会社を比較する際に見るべきポイントは多く、実際の取引ではスプレッドや通貨ペアの種類、最低取引単位などが重要になります。さらに、FXの情報収集や分析ツール、初心者にはサポートがあると安心感もあるでしょう。また、ご自身が使用している媒体によっても使い勝手の相性があるかもしれません。
DMM FXと外為オンラインは国内でも大手の企業で、いずれかでの口座開設を考えている人も少なくないでしょう。
DMM FXと外為オンラインどちらのFX会社か決める前に、それぞれの特徴や取引の基本的な条件をおさえておきましょう。また、独自のサービスや機能などもありますので、ぜひご参考ください。
DMM FXそれとも外為オンライン?どんな人に向いているの?
DMM FXかそれとも外為オンラインのどちらかで迷っている人にために、ざっくりとそれぞれの特徴をまとめました。どんな目的をもっている人に向いているか分かりますよ。
DMM FXは短期間でサクサク取引をしたい人向け
DMM FXは効率的にサクサク取引をしたい人に向いています。ある程度FXの知識と経験がある中上級者向けです。
なぜなら最低取引の単位が1万通貨なのでまとまった金額が必要で、FXに関する情報配信サービスが少ないためです。高機能なツールは揃っているものの、自分が欲しい情報を収集し分析をおこなわなければいけません。
デモトレードも可能だというメリットもありますが、少額から取引できないのは初心者にとってはハードルが高いものでしょう。
外為オンラインはじっくり学びながらFXをしたい人向け
外為オンラインは、FXについて勉強しながらコツコツ取引をしたい人に向いています。DMM FXなどと比較すると、FXに関する情報が多いのが特徴です。マーケット情報として、アナリストのレポートが平日毎日更新されています。
また、無料のセミナーも多く開催されています。
初心者向けのFX入門コースをはじめ、チャート・テクニカル分析やリスク管理などのレベルアップコースもあります。また、会員限定にはなりますが、Zoomでのオンラインサポートを受けることも可能です。
DMM FXと外為オンラインの取引の詳細を徹底比較
ここでは、DMM FXと外為オンラインの取引に関する詳細を比較していきます。
FX会社を選ぶさいには、自分が取引したい通貨やそのスプレッド、分析するためのツールについてよく知っておきましょう。
スプレッドの水準はどうなっているの?
スプレッドとは、買値と売値の価格差をいいます。通貨を売買する際の手数料やコストです。
たとえば、ドル円のスプレッドが0.2銭で最低取引単位が1,000通貨である場合を計算すると、取引の手数料(コスト)が2円とわかります。スプレッドが狭いほど手数料が安くなるのです。
0.2銭 × 1000通貨 = 200銭 = 2円
DMM FXでは21種類、外為オンラインは26種類の通貨ペアに対応しており、主要な通貨のスプレッド比較はこちらです。
外為オンラインはスプレッドが比較的広いのがわかります。
主要通貨ペア | DMM FX | 外為オンライン |
米ドル/円 | 0.2銭 | 0.9銭 |
ユーロ/円 | 0.5銭 | 1.9銭 |
ポンド/円 | 1.0銭 | 3.2銭 |
豪ドル/円 | 0.7銭 | 3.2銭 |
【参照:DMM FX公式HP】
【参照:外為オンライン公式HP】
https://wwwls.gaitameonline.com/fx/spread/
最低取引の通貨単位はどうなってるの?レバレッジは?
最低取引の通貨単位は、DMM FXが1万単位です。その一方で、外為オンラインには1,000単位から取引できるminiコースが登場しました。
実際に1回の取引でどのくらいの違いがあるのか比較してみましょう。
たとえば、通貨ペア米ドル/円で1ドル100円の場合、最低単位が10,000だと100×100,000円必要になります。ここで最大25倍のレバレッジを効かせると、じっさいにはその1/25である40,000円の証拠金があれば取引が可能になります。最低単位が1,000だと4,000円で済むのです。
DMM FXで設定できるレバレッジは最大25倍まで、外為オンラインでは5倍、10倍、25倍から選ぶことができます。レバレッジはハイリターンが狙えますが、ハイリスクでもあるので慎重に検討しましょう。
どんな取引ツールが使えるの?
DMM FXのトレードツールはパソコン版とスマホ版が用意されてます。
パソコン向けの取引ツール「DMMFX PLUS」は、レイアウトや各種設定をカスタマイズできる万能型ツール、「DMMFX STANDARD」は、パソコンにほかiPadでも使用でき、自分の取引スタイルにあわせて情報収集や分析できます。
パソコン版には補助ツールとして、29種類の便利なテクニカルツールが搭載された「プレミアチャート」と、過去の取引をグラフ化し分析に役立つ「取引通信簿」があります。
また、スマホ版ツールには、iPhoneとAndroidに対応した「スマホアプリDMM FX」と「DMMFX for smart Phone」を使用できます。
外為オンラインの取引ツールはパソコン版とiPad/Androidタブレット用、iPhone/Androidスマホアプリがあります。とにかくシンプルな画面で使い勝手のよさに定評があり、操作性が高いのでストレスなく取引ができます。
また、スマホアプリでも11種類のテクニカル指標を確認できるなど、機能性も優れています。
DMM FXを選ぶ2つのメリットとは?
ここでは、DMM FXを利用するメリットを3つご紹介します。独自の制度や便利なサービスもありますよ。
LINEで簡単に問い合わせができる
DMM FXはカスタマーサービスへの問い合わせの方法が4つあります。メールフォームや電話はもちろんですが、他にチャットやLINEでの問い合わせができます。
チャットでは、24時間365日対応してもらえるので気兼ねすることがありません。
また、LINEでの受け付けはDMM FXが業界初です。こちらも時間に関係なく利用できるのでおすすめです。
取引ごとにポイントが貯まる
DMM FXでは取引をおこなうとポイントが貯まります。付加するポイントは通貨ペアごとに異なり、取引実績に応じてランクが判定されます。
ブロンズ、シルバー、ゴールドの3つで、順番にポイントが1倍、2倍、3倍となります。DMM FXでは、このポイントを現金化できるのも魅力的でしょう。
外為オンラインの+αのメリットとは?
次に外為オンラインのメリットをみていきましょう。初心者や忙しい人でも嬉しい機能や、お得に取引ができる方法もあります。
自動売買「iサイクル2」で注文を自動化
外為オンラインには、自動売買機能の「iサイクル2」を設定できます。
これは、自分に代わって自動的に注文する機能です。値動きに追従して取引を繰り返すため、24時間ずっと値動きを見ている必要はありません。また、専門的な知識もあまりいらないので、主婦層や初心者でも安心してFXができます。
スワップトレード利益をあげやすい
中長期的な取引を考えている方はスワップポイントにも注目すべきでしょう。
スワップポイントとは通貨ペアの金利差のことで、低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買うことによって利益を出すことをスワップトレードと呼びます。
外為オンラインでは、このスワップトレードに向いています。
特に、対円での新興国の通貨の取引がおすすめです。たとえば、金利差が大きいトルコリラ/円やメキシコペソ/円、南アフリカラドン/円などです。
ただし、スワップポイントは日々変動しますのでよく確認しましょう。
まとめ
DMM FXと外為オンラインを比較すると、前者は中上級者、後者は初心者や忙しい人に向いています。
特に外為オンラインは無料のセミナー開催が多くコースも充実しています。FXの専門的な知識を身に着けつつ、コツコツ取引を実践できる環境です。
DMM FXは、最低取引単価が1万円と少額から始めることはできないものの、全通貨ペアのスプレッドが狭いです。また、お得な取引をするには自分で情報の収集と分析をおこなう必要がありますが、不明な点はすぐにLINEで問い合わせができる点が初心者には心強いです。
DMM FXと外為オンラインどちらもメリットデメリットがありますが、ご自身の目的にあわせた会社を選ぶと良いでしょう。