ビットコインを保有する米上場企業の株価がビットコイン価格に引きずられる形で下落
先週の10年物米国債利回りは1.61%と1年ぶりの高水準に達し、1年で最高レベルに達しています。その過程でS&P500の配当利回り1.5%を上回り、株式に代わる投資先は無い。と信じてきた投資家を驚かせました。
金融専門誌「オックスフォード・クラブ」のチーフ・インカム・ストラテジストであるマーク・リヒテンフェルド氏は「金利の上昇はハイテク株と幅広い市場の売りを引き起こした」と述べ、利回りの急上昇はビットコインに資金が流入する理由にもなっています。
第二次世界大戦以来の大不況であるコロナ不況に対し、米国経済を復活させるために投入された前例の無い財政金融刺激策の影響で、ビットコインはこの1年で約6倍以上の価格上昇を見せました。シカゴに拠点を置くビアンコリサーチの社長、ジム・ビアンコ氏は、仮想通貨は「金融市場のイベントの影響を受けているように見えるという点で、金融資産の性質を持ち始めている」と考えています。
ビットコインが史上最高値を付けた後2月26日(金)には47,000ドルまで下落、約42.5億ドル相当(90,500BTC)以上のビットコインを保有するマイクロストラテジー社の株価が2月9日の最高値から41%下落しています。また、現金の8%をビットコインに割り当てたテスラ、5%を割り当てたスクエアも大きな損失を被り、その結果株価の下落を招いています。
いよいよビットコインと株式市場の関連が切っても来れない関係性になってきています。
米仮想通貨取引所クラーケンにフラッシュ・クラッシュ発生
高いボラティリティが仮想通貨の特徴であることはよく知られています。これは全てのトレーダー・投資家にとってリスク管理が重要であるということを表しています。
2月22日(月)このボラティリティが仮想通貨取引所クラーケンの処理のキャパをオーバーしたようです。この日、クラーケンではイーサリアムの価格が700ドルまで下落、相場価格よりも大きく下がるフラッシュ・クラッシュが発生しました。
この現象を受けてクラーケンはまだ「取引エンジンにバグは見当たらず、注文は正しく処理されていた」と主張しています。しかし、顧客の損失に対して5%から50%の範囲で保証するとも発表しています。
推測するに、この一連の流れは仮想通貨市場の成熟を表しています。大切な資産を安全に運用するために、ぜひOverbit.comの利用をご検討ください。
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