MicroStrategy社が更に約10億ドルのビットコイン購入-Overbit Weekly RoundUp

MicroStrategy社が更に約10億ドルのビットコイン購入

2月24日（水）ビットコイン愛好家のマイケル・セイラー氏が率いるMicroStrategy社が転換社債の発行で調達した資金で10億ドル相当の追加購入を行ったことが報じられました。

これにより、MicroStrategyのビットコインの保有数は10万弱になり、現在の保有数は90,531BTCとなっています。

先週の平均取得価格は１BTC=52,765ドル。いままでの平均取得価格は23,985ドルで、MicroStrategy社は合計21億7,100万ドルをビットコイン購入にあてています。

これだけの金額をビットコインに継続的に投資するという決断は前例の無いものです。現在ビットコインの時価総額は1兆ドル目前であり、MicroStrategy社が持つビットコインは時価総額全体の0.2%に相当します。この動きには賛否ありますが、市場は同社を支持しており、MicroStrategy社の株価は8月の公開購入以来800％上昇しています。

グレイスケール社のビットコイントラスト投資信託の弱気兆候

次に、グレイスケール社のビットコイントラスト投資信託についての短期的な弱気兆候を取り上げます。

グレイスケールトラスト投資信託は5年以上ぶりにビットコインの価格以下で取引されており、一部のアナリストは、これによりビットコインの価格を弱めるのではないかと懸念しています。このパターンが続く場合、グレイスケール社がビットコインの購入をストップする可能性も懸念されています。

投資家は年金口座などの税制上有利な口座でビットコイン投資信託を購入できるなど様々な理由から、仮想通貨取引所よりも株式市場を好む傾向があります。米国にはビットコイン上場投資信託がなく、グレイスケールトラスト投資信託は米国の投資家が株式市場でビットコインを購入できる数少ない方法の一つです。

ビットコインの最大の買い手の一つである同社がビットコインを購入しないことでビットコインの価格が下がることも考えられ、新たな機関投資家の参入がなければ個人投資家だけで価格を上げ続けることは難しいと言えます。

ビットコインは前回バブル最高値の2万ドルを200%以上上回っています。多くの人は今回の価格上昇がいつまで続くのか心配しています。とは言えこの仮想通貨市場は常に不安定であり、現在のような未知の領域では状況が頻繁に変化します。
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