英国が仮想通貨デリバティブ商品の個人投資家への提供を禁止
新しい年がはじまり、既に1週間が過ぎました。今週のOverbit Weekly Round Upでは、この1週間を振り返ってみます。
まずはじめに、英国の仮想通貨に対する規制の話題から取り上げます。
英金融行動監視機構(FCA)により1月6日以降、仮想通貨デリバティブ商品の個人投資家への提供が禁止されました。これは2020年10月に、リスクの高い商品から個人投資家を保護する目的で制定されたもので、米国など他国と同様の動きです。
FCAは仮想通貨デリバティブ商品について「潜在的な被害をもたらす可能性があるため、個人消費者には不向きな商品であると考えている」としています。
この新しい規制を受け、仮想通貨コミュニティでは「機関投資家と個人投資家双方に同じサービスを提供していない」と批判の対象となっています。また「このような不公平な法律は、ユーザーを保護するための規制がほとんどないブラックマーケットのようなサイトにユーザーを誘導するだけだ」と主張する人もいます。
仮想通貨投資家と規制当局の競り合いは新しい一年でもまだまだ続きそうです。
好調なユーロと不安定な米ドル
次に、EURUSDの為替ペアの動向を見ていきます。
新しい年のキックオフに、ユーロはより高くブレイクアップし続けています。執筆時点では、EURUSDは1.23368に位置しており、2018年4月以来の1.2300という巨大なハードルをわずか数百ピップス上回っています。
ヨーロッパでのワクチン開発の成功も影響していると思われますが、それ以上に米ドルの動きの影響が強そうです。
米国ジョージア州の上院2議席の決選投票は6日、民主党が2勝を確実にしました。このような結果は予想されていなかったようで、火曜日と水曜日の市場は全体的に大きなボラティリティを発生させました。
投資家がドルからリスクオン資産に逃げる傾向は続くと思われ、ユーロが新年に上昇を続け、おそらく次の大きな抵抗である1.25に引き込まれることは容易に想像できます。
あらゆる資産クラスの値動きが読みづらくなっている今、Overbit.comでは為替などの従来の市場から仮想通貨まで幅広い領域の最新情報をお届けしていきます。
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