ブレグジット交渉がついに合意
本日のOverbitInsightsでは、私達がずっと取り上げてきたブレグジット交渉についての話題からです。
2016年6月にイギリスがEUからの離脱を投票した後、イギリスがEUとの貿易を継続できるようにする、いわゆるブレグジット交渉は今まで続いていましたが、最終的に合意に達しました。
合意を得られなかった場合は経済的な不確実性が英国経済・英ポンドの足を引っ張るとの見方もあり、多くの投資家の関心の最前線にありました。本稿執筆時点でGBPUSDは1.356に位置しており、1.36の重要な抵抗線をわずか数ピップ下回っています。
GBPUSDによる大規模な上昇の動きがないにもかかわらず、投資家が英ポンドを上向きに押し上げているのは明らかなようですが、その一方で、英ポンドは重要な抵抗線の下で固まっています。
2021年パンデミックからの脱却の期待も相まって、これが主要なFXペアの一つとして注目されることは間違いありません。
コロナの変異種が上昇ムードを一掃
コロナウイルス変異種の登場がニュースを賑わしています。
報告によると、Covit-19の新種が英国で確認され、日本当局は英国からの帰国感染者を確認しました。
米国カリフォルニア州ロサンゼルスでは、このコロナウイルス変異種のコミュニティへの感染拡大の調査・研究をしており、南アフリカでも数日前に変異種での症例が確認され、急速に感染拡大しているようです。
このニュースは、数日前に米国が新たな景気刺激策を承認したことや、国際的なワクチン導入などのニュースを受けての上昇ムードに水をさしたことは間違いありません。
市場の各セクターを見ていると、リスクの高い市場から安全なドルへの投資家が増えています。ほとんどの資産はドルに対して、わずかに下落しているとはいえ、堅調に推移していることは明らかです。
ビットコインがまたも過去最高値を更新
ここ数日、毎日のように発生していますが、BTCUSDは12月26日(土)に26,828ドルの高値を記録し、またしても過去最高を更新しました。
2020年はビットコイン及び仮想通貨の上昇に支配されてきましたが、今回の年末ラリーは特に重要な意味を持つように思われます。
これだけの急騰があっても、世間の関心が追いついていないということ。これは大量の個人買いにより発生した2017年のバブル相場とは全く違い、静かな機関投資家の参入に関係しています。
より重要な意味合いとしては、ビットコインの対ドルでのパフォーマンスです。米ドルは引き続き世界経済の先駆けであり、ほとんどすべての主要資産が米ドルに対して取引されています。ビットコインが米ドルに対して動き続け、米ドルの弱気が続く限り、仮想通貨コミュニティにいる人々は2021年は強気と捉えるでしょう。
今後もOverbit.comは世界経済そしてビットコインを始めとする仮想通貨の動きを追い続けます。
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