欧州連合(EU)がファイザー社製ワクチンを承認
本日のOverbit Newsでは、まずCOVID-19のワクチンについて取り上げます。
ワクチンはコロナウイルスによって受けた経済危機に終わりを告げるものでは有りませんが、ようやく世界中の多くの国で配布され始めています。
先週、米国食品医薬品局(FDA)はファイザー社のコロナウイルスワクチンを承認し、全米で290万人分の初回出荷を開始しました。その後FDAはモデルナ社製コロナウイルスワクチンを承認し、連邦政府はワクチン供給量を数百万本に増やしています。ワクチンの開発期間を短縮できたのは米国の「ワープスピード作戦」のおかげです。
欧州連合(EU)もこれに続き、12月21日(月)加盟27カ国と4億1,000万人に対してのファイザー社製ワクチン接種を承認しました。
イギリスやアメリカでは早期にワクチンを承認・配布していたため、EU加盟国内では承認が遅すぎたのではと批判するも上がっており、今後の動きが注目されています。
米国の新たな景気刺激策合意
ワクチン関連のニュースに加えて、ワシントンD.C.の議員達が国民のための景気刺激策に合意したというグッドニュースが米国から飛び込んできました。
数ヶ月の膠着状態の後、最終的に12月20日(日)に原則9,000億ドルの景気刺激策が合意されました。
この景気刺激策は、受給資格を持つ米国市民への600ドルの直接給付が含まれますが、これは今年始めに可決されたCARES法に基づく給付1200ドルの半分の額です。
この新しい刺激策には、直接的な現金支給に加えて、連邦政府の失業に対する週300ドルの補助金。さらに、レストラン、学校、医療提供者、立ち退きに直面している賃貸人など、最も打撃を受けている企業や人々のための新しい補助金が含まれています。
多くのアメリカ人はこの決定よりも多くの給付を望んでいたため、多くの人々は失望していると考えられます。しかし、スティーブン・ムニューシン財務長官は、この刺激策は不満を持つアメリカ人に直接焦点を当てた、より「ターゲットを絞った」ものであると述べました。
上院のミッチ・マコネル院内総務はこの意見に「すでに長い間待たされている苦労しているアメリカ人を助けるために、ターゲットを絞った政策が詰まっている」と賛同しています。
今回の決定の最大の特徴は支払いまでのスピードです。ムニューシン長官によれば、5,000万ドルの支払いを本当に迅速に行うことができ、直接銀行口座に振り込まれるとのことです。
理想的とは言えない額・内容で、不満が噴出する可能性はありますが、これは市場に取っては強気の兆候であることは明らかであるように思われます。
世界的なパンデミックは、金やビットコインのようないくつかのセーフヘブンを除いて、世界中の経済と市場を衰退させています。
しかし、ワクチンの配布が進行中であり、米国、EU、英国、その他の国の政治家が数ヶ月間の意見の相違を経て歩み寄っていることから、トレーダーや投資家は今年最後の2週間の間に、マクロ的な潜在的に強気の市場構造の反転に目を光らせておく必要があります。Overbit.comから週3度配信される市場サマリー、月一度配信されるニュースレターでエキサイティングな市場の動向を掴んで下さい。
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