仮想通貨デリバティブ取引所Bybit(バイビット)がUSDT(テザー)の無期限契約を開始することを発表しました。
利益、損失、口座残高はUSDTで表示することが可能となることで、トレーダーは安定した通貨を使用して投資決定をしやすくなります。
Bybit(バイビット)がUSDTの取り扱いを始めたことで増えるトレーダーの選択肢
もとよりBybitでは取り扱い通貨の全てにおいて無期限契約ですが、USDTが追加されたことにより、証拠金と決済通貨の両方でUSDTを使用することができ、トレーダーはロングとショートの両方のポジションを同時に、異なるレバレッジで保持することが可能となります。
ロングとショートの両方のポジションを同時に保持できるということは、トレーダーがポジションをより良くヘッジできることを意味します。
たとえば、トレーダーは低いレバレッジで長期のロングポジションを開き、高いレバレッジで短期のショートポジションを開くことができます。
こうすることで、市場が不安定なタイミングでクロスマージンモードを利用しているトレーダーはポジションが強制決済されることを回避できることを意味します。
片方のポジションが未実現損失になっていても、反対のポジションが未実現利益になっていれば相殺されるため、両方のポジションを維持することが可能です。
USDT無期限契約が開始することで、様々なペア取引をまたいで相殺することが可能となります。同一アカウントで複数ポジションを有している際、未実現損益を他のポジションの追加証拠金として使用することができるということです。
例えば、BTC/USDT契約で含み益がある場合、それを使用してETH/USDT契約でポジションを持つことができます。その逆も当然可能で、トレーダーは変動利益を利用して、強制決済されずにポジションを維持することができます。
他にも追加された新機能
今回のBybitの機能強化はそれだけではなく、その他にもいくつか新機能を追加しました。
- より便利な利食い・損切り(TP / SL)機能
- チャート上で操作できる3つのクイック機能:クリック参入・決済・リバース機能
- 共有証拠金の設置
Bybit(バイビット)について
Bybitは、2018年3月に設立され、BVIに登録されたグローバルな仮想通貨デリバティブ取引所です。本社はシンガポールにあります。 Bybitには、個人トレーダーからプロのデリバティブトレーダーで構成されるグローバルユーザーベースがあります。
Bybitの技術チームには、多数の大手企業の専門家が含まれています。トレーダーにダウンタイムなしで毎秒100,000のトランザクションが可能なマッチングエンジンを提供しています。そしてBybitはすべての人にとって公正で、透明で、効率的な取引環境の構築に取り組んでいます。
Bybitについてより詳しく知りたい方は【bybit(バイビット)とは?口コミ評判、メリットデメリットなど最大レバ100倍の仮想通貨取引所について徹底解説!】を参考にしてください。