仮想通貨Qtum(クアンタム/QTUM)とは?
Qtum(クアンタム)は、2017年3月にICOが行われた新しい仮想通貨ですが、すでに仮想通貨の時価総額ランキングでは1000種類以上ある仮想通貨のなかで、14位にランクインする人気アルトコインに成長しています。略号はQtumです。(2018年1月時点)
Qtumは、シンガポールのQtum財団がイーサリアムの技術を利用して開発されたブロックチェーンプロジェクトで、暗号通貨市場に大きな流動性を与え、より早くより安定した成長を市場にもたらすことを目的に作られた仮想通貨です。
仮想通貨Qtum(クアンタム/QTUM)の仕組みや特徴
ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の優れた点を合体させた通貨
仮想通貨ランキングで1位のビットコイン(BTC)と2位のイーサリアム(ETH)の優れたコア技術を組み合わせたQtumは、ICO以前に仮想通貨の著名人たちから100万ドルの資金調達に成功するなど、計画当初から大きな期待を背負った仮想通貨として誕生しました。さらに実際のICOでは、10億円以上の調達に成功しました。
具体的には、ビットコインのセキュリティーの高さや価値転送技術と、イーサリアムのスマートコントラクトの拡張性を上手に組み合わせることで、通貨として優れたスペックを誇っています。
トークンの破壊プロセスで価格が上昇する
マイニングを行う為には運転資金が必要となります。初期の性能が良いコンピューターを購入するための設備投資と、コンピューターを稼働させる際に発生する電力代などが大きな出費となります。
この運転費用を捻出するためにマイニング報酬で得た仮想通貨を売却して、運転資金にしてマイニング活動を行います。マイナーが報酬で獲得した暗号通貨を売却することで、仮想通貨市場に仮想通貨の供給を生み、価格下落の圧力やきっかけとなります。
しかし、Qtum(クアンタム)のトークンは一定時間ごとに破壊されていくので、市場に流通するクアンタムトークンは時間とともに減っていきます。これによって、市場に流通するQtumの量は減っていくため、希少性が上がり価格は向上していきます。このようにQtumの取引市場では、他の仮想通貨とは正反対の価格高騰させる圧力が生じます。
創業者がアリババの主要メンバー
中国の超大手IT企業のアリババ(阿里巴巴)の元主要メンバーがQtumを創業していることから、Qtumは中国市場に対して大きな影響力を持っています。
中国には取引総額が世界1位に輝いたこともあるBinance(バイナンス)などの大手取引所が多数あるため、中国の仮想通貨市場に大きい影響力を持つことはQtumの大きな強みとなります。
Amazon Web Serviceの中国部門と提携
2018年10月に、Amazon Web Service(AWS)の中国部門と提携したことが発表され、大きな話題となりました。提携の詳細については、【Qtum(クアンタム)がAmazon Web Serviceの中国部門とパートナーシップを提携!】を参考にしてください。
仮想通貨Qtum(クアンタム/QTUM)の将来性や今後の価格
Qtumは中国で最も影響力のある仮想通貨プロジェクトの一つと言われていて、中国のQtumコミュニティはとても大きく、今後も大きくなると言われています。また、Qtum財団は積極的に中国の中央銀行や政府と会談を行い、良好な関係を築いているため、中国の政治の影響を受けにくいと言われています。
そんなQtum(クアンタム)の将来性や今後の価格はどう変動していくのでしょうか。今後の価格を予想する前にQTUMのこれまでの価格推移を見ていきましょう。
QTUMのチャート
Bitfinexへの上場
2017年の10月中旬に「QTUMのBitfinexへの上場」が噂されたことで、QTUMが高騰しました。Bitfinexへの上場が噂されたきっかけは取引所のウォレットにQTUMが表示されるようになり「近々QTUMの取扱いが開始されるのでは?」という予想がされたためです。そして実際に現在はBitfinexでQTUMは取扱いされています。
ビットコインとイーサリアムの優れた部分をいいとこ取りした特徴を持ち、当初より投資家から高い評価を受け、強い運営チームを持つなど将来性にとても期待を持つことが出来るQTUMですが、現在、国内の取引所では取り扱っていませんが、海外大手の取引所Binance(バイナンス)やBITTREX(ビットレックス)で購入することが出来ます。
Binance(バイナンス)の口座開設、登録、本人確認、二段階認証のやり方】を参考にしてください。 Binanceの登録で分からないことがあったら【