バイナンスが仮想通貨に関する研究レポートを公開するBinance Researchをリリース
11月8日、世界最大級の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が仮想通貨に関する研究レポートを公開するBinance Researchをリリースしました。
Binance Researchのチームは、「Binance Researchが行う調査は、公に行われているプロジェクトすべてにどれだけの透明性があるのかを明らかにすることができ、我々はこの業界全体の透明性の向上、そしてそれぞれのプロジェクトがどのようにして展開していくのか、そのプロジェクトに将来性、信頼性はあるのかなどを鋭い洞察力をもって予測し、その情報をみなさんにお届けできるようになればいいと考えています。」とコメントを発表しています。
“Binance Research reports show the level of transparency we want all projects to publicize. We hope these reports will raise the standard for transparency in the industry overall, and provide the community with insight into the progress, commitment, and authenticity of each project.”
Binance Researchは上場審査プロセスにいい影響を与える
Binanceは、仮想通貨取引に関する包括的な報告書を作成していくにあたり、新しい部署がBinanceの上場審査プロセスにいい影響を与えることを期待しています。
業界における品質の高いプロジェクトすべてをカバーすることを最終目標とし、定期的に新しい調査の報告・発表を行う予定であり、この試みを信頼性のあるものにするべく、継続的にプロジェクトの評価を行い、進展の度にアップデートもリリースしていく予定とのことです。
Loom NetworkとGoChainに関するレポートを発表
Binance Researchのウェブサイトでは、すでに試験的にLoom NetworkとGoChainに関するレポートを2つ作成し、発表しています。
Binanceは「レポートを公平で偏見の無いものにしていく為、高品質で尚且つ客観的な視点からそれぞれのプロジェクトの信頼できる情報を調査していく。」と発表しています。
“institutional-grade, objective reports will remain fair and unbiased, providing comprehensive insight into each project as a source of credible information.”
それにあたり、Binance Research部署は、それぞれのプロジェクトに関する詳細な情報を明確に把握するべくBinanceチームとも連携をとりつつ動く予定とのことです。
Binance Researchにより、プロジェクトのロードマップの進行具合を確認できる
Binance Researchでは、当初の予定を表したロードマップの進行具合も検証しているため、そのプロジェクトの進行具合も確認することが可能です。
仮想通貨業界では、進行の遅れを反映させるために当初のロードマップに頻繁に変更を加え、難読化させるという行為がよく行われます。
その為このレポートでは、プロジェクトの当初のロードマップを追跡し、チームが資金調達を行う際に、彼らがどれくらい設計どおりに動けているのかまで調査しています。
「コミット」の頻度を表すGithubの成長に関する分析は、このレポートにおいて非常に優れている点と言えるでしょう。
Binance is launching Binance Research in an effort to keep projects accountable
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