シンガポール企業がBithumb(ビッサム)の一部株式を380億円で買収!
韓国最大規模の取引量を誇る仮想通貨取引所Bithumb(ビッサム)は、シンガポールに本拠を置くBK Global Consortium(グローバルコンソーシアム)に対して、発行済株式の38%以上に相当する株式を約4000億ウォン(約380億円)で売却したと報道されています。
現在、Bithumbの筆頭株主であるBTC Holdings Companyは株式の76%を保有していますが、保有量の「50%(発行済株式の38%) + 1株」をBK Global Consortiumに売却することで、取引完了時点では筆頭株主がBK Global Consortiumに変わります。この買収においては、Bithumbの評価額(時価総額)は約1兆ウォン(約1,000億円)以上となっています。
Bithumbを買収したBK Global Consortium(グローバルコンソーシアム)はシンガポールの外科医出身のKim Byung Gun(ギムビョンゴン)氏が代表を務めるブロックチェーン投資会社で、ICOプラットフォームなどを運営しています。
Kim Byung Gun氏は病院経営で大きな成功を収め、バイオ産業などへの投資で資産を拡大しています。昨年8月にはシンガポールでICOプラットフォームを設立するなど、仮想通貨の草創期から投資を行っている投資家でもあります。
一方で、今回買収されたBithumbは、今年6月にハッキングを受けて約350億ウォン(約34億円)の盗難に合っています。しかし、このハッキング被害にもかかわらず、今年上半期は約3,500万ドル(約38億円)の純利益を計上するなどとても事業は好調でした。
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