仮想通貨Verge(XVG/バージ)の今後や将来性はどうなる?買い方や取引所を徹底解説!

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仮想通貨Verge(XVG/バージ)とは?

Verge(バージ)はDashMoneroZcashなどと同じく、匿名性が高い通貨として知られています。元々はドージコインダークという名前でしたが、そこからリブランディングを経て今のVergeに至ります。

 

Vergeのユニークなポイントは、匿名通貨でありながらも、匿名性と透明性を両立させているという点です。他の匿名通貨同様にVergeもプライバシーの保護に努めていますが、オープンな取引との切り替えが可能になっています。これらの特徴はTorとi2P、レイスプロトコルという技術によって成り立っています。

 

2016年2月の公開後からその高い実用性で注目を集め、現在では時価総額ランキング23位にランクインしています。

Verge(XVG)の特徴

匿名性が高い

Vergeではプライバシーを保護するべく、「Tor」と「i2P」という技術を活用しています。これらの技術によって、取引の際にアドレスは公開されず、追跡も不可能になります。

 

TorはThe Onion Routerの頭文字をとったもので、匿名通信を行うためのフリーソフトです。プライバシー保護や機密情報の通信などに使われる目的で開発をされましたが、ダークウェブ(闇サイト)などでも使われています。Torを使用することで、通信経路が匿名化されるため、通信が行われたIPアドレスを分からなくすることが可能になっています。

 

また、i2PはThe Invisible Interenet Project(不可視インターネットプロジェクト)の略称で、通信の始点と終点の匿名化し、さらに通信内容も暗号化することができます。

レイスプロトコル

Vergeレイスプロトコル

出典:https://medium.com/@vergecurrency.japan

Vergeは、レイスプロトコルという技術を活用し、通信の公開と非公開を簡単に切り替えることができます。

 

この技術のおかげで、匿名化したい取引は、Vergeのプライベートチェーンに書き込まれることで、公開されることはありませんが、公開しても良い取引は通常のブロックチェーン(公開台帳)に記載されることにより、取引データが公開されることになります。

決済スピードの早さ

匿名通貨と言えば、Monero(XMR)Zcash(ZEC)Dash(DASH)の3つが有名ですが、Vergeはこれらの通貨とも「ブロック生成時間」の面で差別化されています。

 

他の通貨が1つのブロックを生成するのに2分から2.5分を要するのに対して、Vergeのブロック生成時間はわずか0.5分です。これは、SPV(Simple Payment Vertification)という技術のおかげで成り立っています。

 

SPVでは、ノード(コンピュータ)がブロックチェーン全体ではなく、各ブロックのヘッダー部分のみをダウンロードして処理を行うため、承認にかかる時間が大幅に短縮されています。

 

そのため、Vergeを使った送金は5秒ほどで完了します。ビットコインでの送金が約1時間かかるのと比べると圧倒的な速さです。送金時間が早いという事は実用性が高く、スケーラビリティ問題も起こりにくいと言えるでしょう。

投銭・チップ(Vergetips)

仮想通貨にはしばしば投げ銭、チップ機能というものが存在します。これは、TwitterなどのSNS上でユーザー同士が気軽にコインを送れるという機能です。何かしてもらった際のお礼やコミュニティを盛り上げるための手段として段々と活発になってきています。

 

Twitterでは以下の方法でVergeの投げ銭をする事ができます。

・「@vergetips address」とツイート→リプライでアドレスが送られてくるのでそこに入金

・「@vergetips tip @相手のアカウント 金額」とツイート→指定した相手に指定した金額を送ることができる

・「@vergetips withdraw 出金先アドレス」→出金することができる

・「@vergetips balance」→残高の確認をすることができる

この機能は近いうちにLINEでも実装される予定で、今後Vergeの投げ銭がより活発になっていく事が予想されます。

Verge(XVG)の将来性、今後の価格

アダルトサイトが決済手段に採用

世界最大級のアダルトサイトであるPornhubは、今年の4月にVergeを支払い手段として受け付ける事を発表しました。同サイトでは有料会員費やコンテンツの購入にVergeを使って決済が可能になっています。

 

上でも説明したように、VergeにはTorを使ってIPアドレスを匿名化するという特徴があるため、アダルトサイトでの決済手段に向いているという理由から選ばれたようです。さらに詳しく知りたい方は、【ポルノハブが仮想通貨XVG(Verge/バージコイン)の決済を導入!】を参考にしてください。

51%攻撃を2回受ける

ブロックチェーンテクノロジーによって成り立っている仮想通貨にとって脅威となるのが「51%攻撃」です。ブロックチェーンにおいて、ネットワーク全体の演算能力の51%を手中に収める事ができれば、不正な取引が可能になり、多量のコインが盗まれることになります。

 

Vergeは二度もこの51%攻撃の対象になっています。一回目は今年の4月で25万枚のXVGが盗まれています。そして、二度目はわずか一ヶ月後の5月中旬で1億円9千万円に相当するXVGが流出しています。

 

51%攻撃に弱く、対象になりやすいというのは、仮想通貨としてかなり大きな弱点になります。今後どのようにこの問題と向き合っていくかが重要視されています。Vergeの51%攻撃について知りたい方は、【Verge(XVG)が51%攻撃を受ける!175万ドルの被害か!】を参考にしてください。

コミュニティが強い

その仮想通貨が将来的に期待できるかどうかの判断基準として、しばしばコミュニティの強さが挙げられます。運営の計画性やプロジェクトの中身ももちろん大切な要素ではありますが、その通貨を応援するコミュニティも非常に重要な存在です。

 

国産通貨で言うとモナコイン(MONA)などが強いコミュニティを抱えている事で有名ですが、Vergeも負けていません。Vergeコミュニティには、バージリスクという公認マスコットキャラクターや投げ銭、チップ機能などが存在します。そして、これらのコミュニティのほとんどが無償で活動しています。

Verge(XVG)の購入におすすめの取引所

Binance(バイナンス)

binance(バイナンス)のロゴ画像

Verge(XVG)は、マルタ共和国に拠点を置く世界最大級の取引所Binance(バイナンス)で購入することができます。Binanceは手数料が安い取引所として知られており、Vergeも0.1%という格安の手数料で購入することができます。

 

Binanceの登録で分からないことがあったら【Binance(バイナンス)の口座開設、登録、本人確認、二段階認証のやり方】を参考にしてください。

Verge(XVG)の買い方

現状Vergeは国内の仮想通貨取引所では取り扱いがないため、海外の取引所で購入する必要があります。海外の取引所は日本円入金に対応していないため、まずは一度国内の取引所でビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)を購入する必要があります。

 

具体的なXVGの購入方法は以下のようになります。

 

  • 国内の取引所でビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を購入
  • 購入した通貨をBinanceへ送金
  • 送金した通貨でXVGを購入

Verge(XVG)におすすめのウォレット

Vergeは公式が各OS向けに専用のウォレットを提供しています。公式サイトからインストールすることができますが、iOS用のウォレットは現在開発中になっています。

 

また、Electrumというウォレットでも、Vergeを保管することができます。Electrumの使い方についても、【Electrumとは?使い方やインストール方法を分かりやすく紹介!】を参考にしてください。

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