SECがウィンクルボス兄弟のビットコインETFの申請を再度拒否!
SEC(米国証券取引委員会)は、テイラー、キャメロンウィンクルボス兄弟によって申請されていたビットコインETFを拒否したことを発表しました。
2017年2月にもウィンクルボス兄弟によって申請されたビットコインETFの申請は拒否されており、その理由として、ほとんど規制されていないというビットコイン市場の性質が挙げられていました。
当時、ビットコインETFの提案が非承認になった後、グループは「委任された当局による非承認の審査を求める嘆願書」を提出しました。
しかし、7月26日にSECは嘆願書を拒否するリリースを発表し、ウィンクルボス兄弟が主張していた「仮想通貨市場は価格操作に対する独特の抵抗力がある」という結論を、SECは支持しないとしています。
また、SECは嘆願書の拒否は、仮想通貨やブロックチェーン技術が、イノベーションや投資としての有用性や価値を保持しているかどうかに左右されないということを強調しています。
さらに、SECは、ウィンクルボス兄弟が申請先として選択した取引所であるBZXが、証券取引法などにおける責任を果たせておらず、特に詐欺的行為や価格操作を防止するためのルールを設計する必要があることも、非承認の理由としています。
また、SECは、流動性の低さへの不安に加えて、ビットコイン取引の大部分が国外にある規制がされていない取引所で行われていることへの懸念も示しています。
ビットコインETFが承認されることは、仮想通貨市場で大きな期待を浴びていますが、「SECが運用会社ディレクシオンのビットコインETFの承認可否決定を9月に延期」に続き、逆風となるニュースが続いています。
しかし、あくまで本命とされているのは、CBOEが申請したビットコインETFであるため、今後も動向に注意していく必要があります。CBOEのビットコインETF申請について詳しく知りたい方は、【世界有数のデリバティブ取引所、CBOEがビットコインETFを申請!】を参考にしてください。