BLACKROCK(ブラックロック)のCEOが「仮想通貨を購入するつもりはない」と発言!
約600兆もの運用を行っている世界最大の資産運用会社BLACKROCKが、仮想通貨市場に参入するかもしれないと報道されていましたが、同社CEOのLarry Fink氏は、ブルームバーグのインタビューで、「仮想通貨を購入するつもりはない」と発言したことが明らかになりました。
同氏がインタビューで行ったコメント内容は、以下のような内容になります。
Larry Fink氏のインタビュー内容
・仮想通貨を取引できるインフラを構築する予定はない(過去には検討したこともあった)
・将来に向けた準備も今は必要ないと考えている
・ゴールドマンサックスやモルガンスタンレーは、仮想通貨取引を準備しているが、それは顧客からの需要があったからであり、当社の顧客からは仮想通貨を買いたいと聞いたことがない
・今後制度が整い、透明性が高まり、売り手と買い手の特定ができるようになった時には、通貨の代替手段として検討する
・ブロックチェーン技術に魅力を感じており、ブロックチェーンについてはくまなく調査している
ビットコインETFの承認への期待が高まるなど、2018年は機関投資家の仮想通貨業界への参入が期待され、実際にグレースケール社の仮想通貨投資信託に機関投資家の資金が流入しています。(機関投資家マネーの流入によって仮想通貨投資信託の投資額が毎週10億円増加!)
そんな中、BLACKROCKの仮想通貨市場への参入も期待されていましたが、今回の同CEOの発言によって、少なくとも制度が整うまでの間は、同社が市場に参入する可能性は低くなったと言えるでしょう。
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