世界有数のデリバティブ取引所、CBOEがビットコインETFを申請!
世界有数のデリバティブ取引所であるCBOE(シカゴオプション取引所)が、SEC(米国証券取引委員会)に対して、ビットコインETFの申請を行ったことが明らかになりました。
これまで申請されたビットコインETFは、残念なことにSECによって承認されていませんが、これらの非承認は市場が規制されていない結果として起こっていました。
CBOE以外にも、VanEck SolidX Bitcoin Trustが最近ビットコインETFの申請をしており、SECは6月26日に申請に関してコメントを求めています。VanEck SolidX Bitcoin Trustは、過去にもビットコインETFの申請をしていますが、「仮想通貨市場が全体として規制されていない」という理由で、2017年3月に拒否されていました。
しかし、最近SECは、ビットコインとイーサリアムが証券に該当しないことを明確化したため、これまでETFが申請された状況とは異なると考えることができます。(参考記事:SECがイーサリアム(ETH)を有価証券に分類しないと発表!)
SECがビットコインを規制しないことを決定しているため、未登録証券に関する心配はなくなりました。しかし、規制措置に関して大きな進歩を遂げている他国と比べて、米国は遅れを取っていると言えます。
例えば、マルタ共和国は、新たに3つの法律を制定したことを発表し、ヨーロッパ最大のETF業者が仮想通貨市場への参入を計画していることが明らかにされました。詳しくは、【欧州で最大のETFファンド「Flow Traders NV」が仮想通貨市場に参入!】を参考にしてください。
今回の申請がSECによって承認されるかどうかということは、機関投資家の参入に大きく関わることになりますので、動向には引き続き注視が必要になります。
また、なぜ、ビットコインETFの承認可否が重要なのか、またそもそもビットコインETFとは何であるのかについて知りたい方は、【ビットコインETFとは?上場承認はいつになるのかを分かりやすく解説!】を参考にしてください。
CBOE Global Markets Files New Bitcoin ETF License Application With SEC
参考記事はこちら