CoinbaseがCustodyサービスを開始!機関投資家に仮想通貨の預け入れサービスを提供!
米国最大級の取引所であるCoinbaseは、公式にCustodyサービスの提供を開始し、機関投資家に仮想通貨の預け入れサービスを提供することを発表しました。Coinbaseは、仮想通貨ヘッジファンドや取引所、ICOチームなど世界的なクライアントを迎え入れ続けるとしています。
CoinbaseのCustodyのミッションは、世界の全ての適格金融機関やヘッジファンドが、仮想通貨投資を利用できるようにすることであり、最も信頼性が高く、使いやすいCustodyサービスになるように努力することで、ミッションを達成するとしています。
また最初はアメリカとヨーロッパの金融機関に対して、仮想通貨資産を安全に保管するCustodyサービスを提供するとしていますが、2018年の終わりまでには、アジアでの提供も開始したいとしており、機関投資家が求めている機能やサービスの構築にも注力していくことになっています。
現在、Custodyサービスの現在の取り扱い通貨は4種類(BTC、ETH、LTC、BCH)となっていますが、新しい通貨へのサポートも追加していくとしています。
2018年10月24日追記:CoinbaseのCustodyサービスがニューヨーク州に認可されました。詳しくは、【CoinbaseのCustodyサービスがニューヨーク州に認可される!】を参考にしてください。
過去6年間、Coinbaseは先進的な仮想通貨の保管技術を開発しており、現在は200億ドル以上の仮想通貨の保管をしています。この経験をもとに、CoinbaseのCustodyサービスは、金融機関の顧客に対して、全く新しく、独立したソリューションを提供します。
新しいコールドストレージシステムは、厳密な侵入テストと暗号化のデザインレビュー(開発で複数人にチェックしてもらうこと)を受けており、プラットフォームの現在のセキュリティを保証するために、第三者による定期的な検査を計画しています。
また、CoinbaseのCusodyは、パートナーであるETC(Electronic Transaction Clearing)の専門知識とシステムを活用します。ETCは、SEC(米国証券取引委員会)に登録されたブローカーディラーであり、FINRA(アメリカで証券会社の行動を監視する組織)のメンバーでもあります。
ビットコインETFの上場承認への追い風となる可能性も
承認されることで、機関投資家の資金流入が期待できる「ビットコインETF」の懸念点の1つに、カストディアン(投資家の代わりに資金管理を行う人)がいないということが、SECによって挙げられていました。
今回のCoinbaseがCustodyサービス(仮想通貨の預け入れサービス)の提供を開始したことで、この懸念点を解消することができるため、ビットコインETFの上場承認の追い風となり、相場に影響を与えていく可能性が考えられます。
ビットコインETFについて知りたい方は、【ビットコインETFとは?上場承認はいつになるのかを分かりやすく解説!】を参考にしてください。
Coinbase Custody is Officially Open For Business
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