タイの証券取引委員会(SEC)が今月後半に5つのICOを承認か
バンコックポスト(タイの英文新聞)が、タイの証券取引委員会(SEC)が「国内では50のICOプロジェクトが現在規制当局の承認を申請中ですが、そのうちの5つは先に進む立場にある」と述べたことを報道しました。
タイでは、以下のような「仮想通貨に関する規制枠組み」が5月15日に初めて発表されていて、SECの承認がないとICOの実施ができないということになっています。今回審査を通過する5つのICOプロジェクトに関しても、この「規制枠組み」が法律として施行される6月後半まで、トークンの発行を待たなければならないとされています。
そして、今回審査を通過する5つのICOプロジェクトが「なぜ今回審査の承認を勝ち取ったのか?」という審査基準については、現在のところ発表されておらず、SECのコーポレートファイナンス部門の責任者は「審査が容易で、商業的な価値を持つプロジェクトのみが資金調達の可否の検討対象となる」ことを述べています。
もし今回の5つのICOが実施された場合、タイは規制された環境でICOを合法的に進めることを認可した最初の国になります。今回のタイの動きは、他の国のモデルケースとなる可能性もあり、5つのICOプロジェクトには今後注目が集まることは間違いないです。
また、各国のICOや仮想通貨規制については、【各国の仮想通貨・ICOへの規制状況まとめ】にまとめてありますので、こちらを是非参考にしていただければと思います。
Thailand's SEC Expects to Approve 5 ICOs This Month
参考記事はこちら