ニューヨーク州が匿名通貨の取り扱いを承認
ニューヨーク州の金融監督局が、公式に匿名通貨Zcashの取り扱いの承認を行い、仮想通貨交換業のライセンスを持つ取引所である「Gemini」は、Zcashの取り扱いを開始しました。
Zcashとは、「ゼロ知識証明」を利用することで、匿名通貨の中でもトップクラスの匿名性の高さを有している仮想通貨になります。Zcashについてさらに詳しく知りたい方は、【Zcash(ジーキャッシュ/ZEC)とは?特徴や仕組み、将来性や今後の価格を徹底解説】を参考にしてください。
また、今回の一連の動きは、MoneroやDash、PIVX、Vergeなど、他の匿名通貨にも大きな影響を与える可能性があり、匿名通貨に注目が集まっています。
GeminiのVP of Engineering(エンジニア組織の実質的なトップ)のEric Winer氏は、今回のZcashの取り扱いを開始したことについて、以下のように述べています。
「規制を確実に行い、監督することは、イノベーションを育てること、消費者を保護することの両面において、非常に大切なことです。私たちは、顧客に対して、Zcashの売買や保管ができる安全で規制されたプラットフォームを提供できることを嬉しく思っています。
Zcashのプロトコルが最先端のゼロ知識証明を利用することで、Zcashは、P2P取引に対して機密性を提供する革新的な匿名通貨になっています。」
また、ニューヨークの金融監督局は、Zcashのブロックチェーンがどのように機能するのかを詳述する以下のような声明を出しています。
「Zcashのネットワークは、公開された取引と保護された取引の2種類をサポートしています。公開された取引は、ビットコインと同様に、取引の残高と金額がブロックチェーン上に公開されます。
一方、保護された取引は、zから始まるアドレスを使用し、完全に非公開になっており、zから始まるアドレスに関連付けられた取引は、パブリックブロックチェーンに表示されません。」
日本では、コインチェックが匿名通貨の廃止を決定するなど、逆風が吹いていますが、世界的にも大手取引所であるHuobiが、Moneroを上場させるなど、匿名通貨に再び注目が集まるようになってきています。
また、今回Geminiで取り扱いが開始された、Zcashを購入することができる取引所について詳しく知りたい場合は、【Zcash(ジーキャッシュ/ZEC)におすすめの取引所、買い方、購入方法を解説】を参考にしてください。
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