韓国がICOを再合法化か
現在ICOを禁止している韓国が、ICOを再度合法化する計画があることが、現地ニュースメディアによって報道されています。
2018年3月にも、韓国は特定条件下のICOについて、規制を緩和する計画があることが報道されていましたが、今回再びICO規制を緩和する報道が出ました。
現地ニュースメディアのビジネスコリアによると、第四次産業の研究に専念している国会委員会は、仮想通貨の法的な基盤を強化しようとしており、その一部には、2017年9月に制定されたICOの全面禁止を見直しがあるようです。
また、国会委員会は、以下のように述べ、ICOの合法化に向けた動きを進めていくことを示唆しています。
「仮想通貨取引の透明性を高め、健全な取引秩序を確立するために、我々は民間の専門家を含む専門部隊を編成する必要があります。また、我々は国会常設委員会を通して、ICOの許可も含む、仮想通貨取引の法的基礎を確立する予定です。」
ブロックチェーンの研究者が、規制当局に法律の改善を要求
今週開催されたブロックチェーンのカンファレンスで、ブロックチェーンの研究者は、以下のように述べ、現状の法律を改善するように公式に申請していました。
「政府がICOのガイドラインを提示しなかったために、国内のブロックチェーン企業は、ICOを行うために、スイスやシンガポールに行くことになり、不必要な費用を支払うことになっています。
それと同時に、投資家は大手企業のICOを偽造する犯罪に、直面するリスクにさらされています。これらの両方の事実をどちらも平等に重要なこととして扱い、仮想通貨とブロックチェーンの法律を改善するべきです。」
ICOを全面禁止するというソウルの決定は、法律となったときかなりの反発を招きましたが、韓国国民の関心は、仮想通貨の全面禁止が迫っているのではないかという更なる脅威に向けられることになりました。
その結果、2018年1月には、大規模な抗議活動や、複数の大臣の辞任を求める要求を招くほどにまで、事態が大きくなっていました。
韓国を始めとした各国の仮想通貨やICO規制については、【各国の仮想通貨・ICOへの規制状況まとめ】を参考にしていただければと思います。
South Korea: Government Committee Plans to Make ICOs Legal Again
参考記事はこちら