エイベックスが子会社エンタメコインを設立!仮想通貨交換業・ブロックチェーン関連事業を開始か
浜崎あゆみや安室奈美恵など多数の有名アーティストが所属する大手芸能事務所「エイベックスグループ」が子会社エンタメコインを6月に設立し、仮想通貨関連(交換業・ブロックチェーン)事業への参入を発表しました。
日本経済新聞の報道によると、新しく設立される子会社エンタメコインは、今年秋に独自の電子マネーを発行する予定です。発行される電子マネーは、ファンクラブ会員やライブ来場者の利用を想定していて、ライブ会場でグッズ販売において電子マネー決済が導入される見込みです。また、将来的には電子チケットと関連付けられて、利便性を向上していく計画となっています。
また、エンタメコインは2019年からエイベックスグループ及び関連する芸能界の事業者向けに「ブロックチェーンを用いた決済システム」を提供する予定です。
エイベックスグループは、今後手掛ける予定の新事業領域・イノベーションとして、最近Oculus Goが発売され話題になっている「VR/AR(仮想現実/拡張現実)」やYoutubeで人気を博している「Vtuber(バーチャルYouTuber)」、中国で流行している「ライブ配信/ライブコマース」、そして「ゲーム」の領域で事業展開を目指していると発表しています。
最近では、家計簿アプリを提供しているマネーフォーワード社が、年内に仮想通貨取引所を開始する計画を発表しています。しかし、仮想通貨交換業を行うには、金融庁への登録が必要となりますが、現在100社以上が仮想通貨交換業へ参入意向を表明していると言われています。
しかし、金融庁は既存事業者への対応に追われているため、新規登録が進んでいない状況が続いています。従って実際に登録が完了し、事業開始できるまでには非常に長い期間を要することが考えられます。最近では、大手IT企業サイバーエージェントが参入を表明していた仮想通貨交換業を断念し、独自トークンの発行に切り替えています。
エンターテイメント業界で大きな影響力を持っているエイベックス・グループが仮想通貨・ブロックチェーン事業に参入することで、今後エイベックスに続き、ブロックチェーンを採用する企業が増える可能性があります。