ツイッター社のCEOが「ビットコインは世界共通通貨になる」と発言
ツイッター(Twitter)社と、モバイル決済企業であるSquare社のCEOである、Jack Dorsey氏は、現在USドルが担っている、世界金融における支配的なポジションを仮想通貨が引継ぎ、決済のための主要な通貨になると信じていることが報じられています。
また同氏は、10年以内に上記のことが実現すると考えており、以下のように述べています。
「最終的に、世界はたった1つの共通通貨を持ち、インターネット上でも1つの通貨が使われることになるでしょう。私はその通貨がビットコインであると信じています。」
ビットコインの課題にも前向きな姿勢
同氏は、ビットコインが抱えるスケーラビリティ問題(ブロックサイズが小さいため、送金遅延や送金詰まり、手数料の高騰に繋がっている問題)を認めながらも、新しいソリューションが解決すると主張しています。
「多くの人がビットコインを所有すればするほど、そういった問題はなくなっていくでしょう。ブロックチェーンの外で構築される新しい技術があり、ビットコインをより使いやすいものにするでしょう。」
実際に、スケーラビリティ問題を解決するために、Segwitとライトニングネットワークという技術の開発が進められており、2.5億ドルの資金調達に成功したLightning Labs社(ライトニングネットワークの開発を行うスタートアップ企業)に、Jack Dorsey氏も投資したことが報道されています。
Lightning Labs社は、送金スピードを上げ、同時に手数料も抑えることを目的とした、ライトニングネットワークのベータ版を公開しました。
先日ツイッターが新しい広告ガイドラインを発表し、仮想通貨やICO関連の広告が禁止になることが報じられましたが、CEOであるJack Dorsey氏は、仮想通貨に対して前向きな姿勢を持っていることが明らかになりました。
ツイッター社の仮想通貨関連の広告禁止は、仮想通貨を否定するものではなく、詐欺的な広告によって投資家が被害を受けることを防ぐという意味合いの方が強いのかもしれません。
詳しくは、【ツイッターもICOや仮想通貨関連の広告を禁止か!】にも書いてありますので、こちらも参考にしてください。
Bitcoin Will Be World's 'Single Currency' Says Twitter CEO
参考記事はこちら