黒田日銀総裁が記者団にコメント
G20が開催されているアルゼンチンのブエノスアイレスで、黒田日銀総裁は、仮想通貨に対して以下のようなコメントをしたことが報じれています。
①仮想通貨という新しい技術が金融に良い影響を与える可能性がある
②一方で投資家保護やマネーロンダリングの対策は必要
③中国人民銀行の易綱次期総裁は、仮想通貨をよく理解している
G20開催前は、仮想通貨への世界的な規制が制定される可能性が指摘され、価格が大幅に下落していましたが、FSBが仮想通貨規制への各国の呼びかけを拒否したり、黒田総裁が前向きな発言をしたことで、価格は反発しています。
今回のG20で仮想通貨に追加規制は行われないことが現時点では予測されていますが、黒田総裁が述べたように、今後「投資家保護」、「マネーロンダリングの対策」は各国で確実に進んでいくでしょう。
日本でもコインチェックが、マネーロンダリングに使用されるという指摘が幾度となくあった匿名通貨の取り扱いを廃止する方向性で検討するなど、事業者にも動きが出てきています。
コインチェックの匿名通貨廃止については、【コインチェック(Coincheck)が3種類の匿名通貨の取り扱いを中止の方向へ】で詳しく紹介していますので、こちらも参考にしていただければと思います。
黒田日銀総裁:仮想通貨、消費者保護が重要-金融にプラスの可能性も
参考記事はこちら