Binance(バイナンス)がBinance Chainの開発を発表
Binanceは、現在取引の記録をするのにそれほど多くブロックチェーンを使用しておらず、他の多くの中央集権型の取引所と同じく、会社のサーバーに格納されたオーダーブックを更新するだけで取引を決済しています。
例外的に、顧客が入金と出金をする際には、ブロックチェーンを使用しますが、使用頻度は低いのが現状です。
また、Binanceは、「BNBトークン」というERC20の規格に従って作成された独自トークンを発行していますが、Binanceのプラットフォームで使用されることがほとんどであるため、イーサリアムのブロックチェーン上でそれほど使用されていません。
しかし、同社は以下のようなコメントを出し、独自ブロックチェーンである「Binance Chain」を開発することを発表しました。
「我々が分散型取引所(DEX)のフレームワークの調査を広範囲で行った後に、ユーザーがこれまで慣れ親しんでいる取引体験も、大きな改善をすることができます。」
Binanceのこの発言は、少し紛らわしい表現ですが、分散型と中央集権的型のハイブリッド型の取引所にBinanceが切り替えたとしても、ユーザーエクスペリエンスには影響を与えず、ユーザーの利便性が損なわれることがないことを示唆しています。
「分散型と中央集権型は、互いに補完し、依存し合う関係として、近い将来共存すると考えられます。」
また、Binanceは、Binance ChainとBNBトークンについて以下のように説明しています。
「Binance Chainは公開ブロックチェーンとして、資産の移転と取引に焦点を当て、将来のブロックチェーン上の資産フローに新しい可能性を提供します。また、Binance Chainは、パフォーマンス、使いやすさ、流動性の3点に重点を置いています。
BNBコインは、独自のブロックチェーンのメインネットに存在するものとしてアップグレードされ、ネイティブコインになるだろう。」
BNBトークンが高騰
今回の発表を受けて、BNBトークンが25%高騰し、一時11ドルを超えました。
1年前、BinanceはCoinbaseやBitfinexなど、既存の大手取引所になることを夢見ることしかできない存在に過ぎませんでした。
しかし、広範囲に渡る仮想通貨関連サービスのソリューションを提供し、仮想通貨業界のグーグルになることすら現実的になってきています。
Binanceは100種類以上の草コインの取り扱いを格安の手数料で購入できる取引所として、注目を集めていましたが、今後さらに目を離すことができない取引所になっていきますので、まだアカウントを持っていない人はこの機会に登録しておきましょう。
Binanceの登録で分からないことがあったら【Binance(バイナンス)の口座開設、登録、本人確認、二段階認証のやり方】を参考にしてください。
Binance Is Launching Its Own Blockchain
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